手放す子育て
■息子の話
私には6年生の息子と
2年生の娘がいます。
私は1人目の息子をとっても丁寧に育てていました。
娘が産まれる4歳までの話ですが。
■お母さんの鏡
完全母乳育児
もちろん口に入れるものは全て手作り
早寝早起き
食事やお風呂やお昼寝の時間も決まっていて
どんなに暑くても寒くてもお弁当を持って近所の公園へ行き
雨の日は児童館へ行き
おやつは手作り
どろんこ遊びをさせ
水遊びも好きなようにさせ
庭には自作で砂場を作り
リトミックに通わせ
しまじろうの勉強も毎日やり
育児相談には定期的に通い
・・・・・・
できることはなんでもやりました。
はあ〜、えらかったな私。って思います(笑)
■でもそれは不安だったからです
1人目の子。
まわりのママ友もそうでした。
みんな手探りでわが子のためと考えて、
いいと聞いたことはとりあえずやってみる。
私は実家がかなり遠方。
気軽におばあちゃんにこどもを託すということも
できませんでした。
きっとその頃の私みたいな環境のお母さんは
多いのではないでしょうか?
その頃の私は、
『子育ての正解』を探していたように思います。
ずいぶん不安だったんでしょうね笑
■娘が産まれました
前回も書きましたが、
娘は先天性の重い消化器疾患を持って産まれました。
娘の闘病育児ブログはこちら
息子が4歳の時です。
突然息子に手をかけられなくなったんです。
平日はもちろん土曜日も保育園に預けっぱなし。
お夕飯保育も取り入れ、
日曜日は義理の兄に出動してもらっていました。
母子の時間が今までの
10分の1以下になってしまったんです。
それは息子が2年生になるまで続きました。
■得たものって何だろう
はじめはとてつもない罪悪感でした。
いつも「ごめんね」と思っていました。
でも数年が経ち、息子はこんな風に成長していました。
■生きる力
自己解決能力
想像力
判断力
平穏な心
愛される在り方
自己承認力
他己承認力
挙げるとキリがありません。
うーんと、
一言で言うなら息子は
『達観した人』になっていました。
それはなんでだろうって思って、
私自身
哲学から入り、脳科学、心理学など
たくさん勉強して
こういう仮説が出てきました。
■仮説
『三つ子の魂百まで』と言います。
私は3歳まで真剣に息子に向き合って
子育てしました。
それで息子は育つ基盤ができました。
4歳からは、
自分で物事をとらえ、
考え、判断せざるを得なくなった。
要するに
母親のフィルターを通した世界で育つことができなくなり、
自分の世界を作っていかざるを得なかったと
言えるのではないでしょうか?
そんな息子ももう中学生。
これからは「反抗期」が待っています笑