そもそもこどもは大人をミニチュアにした存在ではない
■お母さんの悩みって…
私自身子育てしていて、
「悩んだな〜」と思ったことが何点かあります。
大きく分けて二つ。
1、親子関係
2、将来のこと
なんかシンプルですね。
でもね
当時本人は複雑に考えていて、
迷宮入りしてたことがほとんど。
「なんで言うこと聞かないの?」
「考えてること、さっぱりわからない」
「他の子と比べて、うちの子は…」
「先のこと、なんで少しでも考えられないの?」
とか毎日、数分おきに思っていました。
いや口に出して叱ってもいました。
なかなかの鬼母でしたね…汗
でも、今はヨガ哲学、東洋思想
心理学、脳科学を勉強したので、
よくわかります。
こどもがなぜ怒られるようなことをするのか
親がなぜ怒ってしまうのか
■ポイントがあります
こどもの時間感覚と、大人のそれとは
大きなタイムラグがあります。
例えば、
「このおもちゃ、片付けようね」
とか
「パジャマ着替えてお支度しようね」
って言って瞬時に取りかかれる子はまあ、
いません。
でも、親はこうなります。
「なんでやらないの!?さっさとしなさい!」
これが典型的な
大人とこどもの時間感覚の違いです。
■こどもの頭の中はこうなっている
こどもの脳は、
理論を司る大脳皮質がまだまだ未発達。
時間を整理したり
順序立てて物を考える頭がないのです。
急ぐ必要もないし
誰かの迷惑になることも考えないし
おもちゃが散らかっていたって困らない。
だから、
やらないのです。
■でも解決の方法はある
こどもの脳は、
大脳皮質は未発達ですが、
視床下部という場所はしっかり働いています。
視床下部は生命維持のために
必要な脳の部分だからです。
そこを刺激するやり方でやると
うまくいきます。
■こうやってみよう
さっきも言いましたが、
視床下部は生命維持の脳の分野です。
他には情緒も司どります。
お母さんは
こどもにとっては命そのもの。
あなたはお子さんの生命維持装置なんです(笑)
そのお母さんが『喜び』という情緒を
全開してあげればいいのです。
例えば・・・
まず、
「おもちゃを片付けるとうれしいな!」
と発信。
少しでもやろうという気持ちが見受けられ、
おもちゃを持った瞬間にすかさず、
「すごーい!おもちゃが片付いてキレイ!お母さん嬉しい」
(母が喜ぶから頑張ってお風呂掃除している娘の図)
(※ここ、全く片付いてなくても喜んでみせるのがポイント
もうすでにお片づけが終了したかのような感じを全開に出す)
それを積み重ねる。
■気をつけよう
おかあさんは生命維持装置なので、
感情に訴えかけると効果的。
でも、感情の中のひとつ、『怒り』は…。
なーんとなく多用しないほうがよさそうですね。
これは、ここぞという場面に取っておきましょう。
本当に危険なことをしたときにね。
『喜び』は多用し、
『怒り』はここぞという時に。