プチっとと、カチッとは慎重に…
息子が赤ちゃんの頃はロンパースを着せていた
(今もあるのか…?)
足先までスッポリのやつで、
着せるとかわいいんだな。
今は足を出すのがいいと言われているみたいだが、約13年前の話だ。
子育ての常識は10年も経つと非常識になったりする。
寝返りハイハイが始まると
オムツ替えがそれはもう大変だった。
最中に転がったり逃げて行ったり…。
こちらも元気なら何度も捕まえて
オムツ替えを続けるのだが、
疲れている時なんかは
『もー、下スッポンポンでいーやー…』
としばらく放置したものだ。
で、気づいたら床にやられてた…
という経験もある。
オムツ替えはシュパっと手早く
これが基本だった。
ある日、やはりシュパっと手早くオムツ替えを済ませた。
ロンパースのスナップを
プチっと留めた数秒後、
息子の顔がみるみるうちに真っ赤になり
火がついたように泣き始めた。
『ぎゃーーーー!!!
私ゃロンパースのスナップ、ふとももの肉まで留めてるーー!!!ごめんーーーーー!!!!ゆるしてたもれーーー😭』
もちろん息子の内ももは
スナップの丸型の刻印ができた。
数時間でその刻印は消えたが、
私はしばらく自己嫌悪、
もちろん主人にも怒られた。
それからはお股のスナップ留めは
どんなに急いでいても慎重になった。
しかし、その数年後、
ヘルメットのベルトで自分がまた同じ過ちを犯すことになることになろうとは、その頃の私は知るよしもない…