わが子の顔色
ずいぶん長い期間空いてましたが、
その間に息子は第一志望の都立高校に合格し、
コロナの影響で入学式も流れ、
なんとなーく高校生活がスタートしたようなしないような。今はそんな状況だ。
『ゴーマイウェイ』スタンスな息子。
そんな息子だからきっと高校生活も彼なりにエンジョイするだろうし、
私はあまり干渉はしない。
ただ日々の彼のオーダーに答えるだけだ。
「お弁当作って」「〇〇の書類を用意して」
とかね。
自分の意思で勉強に取り組み、先日中学生起業も果たした。順調に仕事も入ってやっているし、その上私の家事のサポートもよくしてくれる。
気前がよく、潰しがきく人間。気づくと彼はそんな感じの人間になっていた。
やっぱりこどもは勝手に育つんだなって彼を見てそう思う。
もはや、こどもというより1人の人間として彼を見ている。
でも昨夜、
なんか彼の様子がおかしいことに気づいた。
全くもって何も変わってないんだけど、なんか違う。
なんだ?そうか、顔色か。
聞くと、どうやら学校にてとある女子グループに「君はない」と、言われたことに傷ついたらしい。
喋ったことない女子に言われ、さぞかし理不尽だったろうに。
少しホッとした。
もっと深い何かだと思ったが、そうではなかったみたい。正常な男の子の感覚を垣間見れてむしろ面白かった。
その様子を見ていた主人が驚いていた。
息子の様子がおかしいことに私が気づいたのが、すごかったのだと。
主人にはわからなかったらしい。
いいや、わが子の顔色は鮮やかに見えるものなんだ。私も母ですからね。
きっと誰しも持っているであろう母の能力なんだと。
久しぶりに母っぽい一面を自ら意識した梅雨入り前の出来事でした。